「フッフッフッフッ・・・・私の炎に恐れをなしたか・・?」
カンガル−トが、勝ち誇った笑みをコ−ドに向ける。
「なにをぉ!!貴様の倒し方を考えているだけだ!!」
パァァァ
コ−ドの身体が黄色に変色する。
「エレクトリック・ア−ト!」
ドゴォォォ
コ−ドは、エレクトリック・ア−トによって発生した弾丸をカンガル−トに向けてシュ−トした。
「フ・・・愚かな・・・」
ボゥ
カンガル−トは、そう呟くと、自らの目の前に、焔の壁を発生させた。
バアァァァァン
それによって、エレクトリック・ア−トは、完全に阻まれてしまった。
「な・・・に・・・!?」
コ−ドは、エレクトリック・ア−トが通用しないことに、多少の戸惑いを覚えた。
「クククク・・ご自慢の電気工芸が通用しなかった事が、よほどショックみたいだな!
だが、しかし、すぐにあの世に送ってやるから心配するな。」
シュン
そう言うと、カンガル−トは、驚異的なスピ−ドでコ−ドに接近し、焔のブロウをかました。
「グハ・・・ァ・・・」
メリメリとめり込んでいく拳。
ジリジリと焼かれていくア−マ−。
「グ・・・・ァァァァ!!」
ドォォォォン
その状態から、カンガル−トは、更に拳をぶち込み、コ−ドを後方へ吹き飛ばした。
「く・・・くそぉ・・!」
コ−ドは、動かないからだを無理矢理に起こしたが、立っているのがやっとの状態だ。
眩暈がし、意識が朦朧とする。
「もう・・・これで・・・なにもかも終わりなのか・・・」
ズゴォォォォン
コ−ドがそう呟いた時には、カンガル−トの放ったブロウが、コ−ドにクリ−ンヒットしていた。
「がぼっ!・・・カハ・・・」
コ−ドの口から、血{オイル}が吐き出される。
「ククククク・・・・ハ−ハッハッハッハッ!!」
カンガル−トは、大声で笑いながら、大きく間合いを取った。

戻る  進む